1987年。
23歳の時に働いていたスタジオが倒産。
これはいい機会だと思い、カメラとフィルム300本を
バックに詰め込みインドへ撮影に行く。
見るもの全てが強烈で最初の何日かは何も出来ずに、ぼーっと過ごしてしまう。
だんだん慣れてきたら、会う人会う人に今までに無い人間力を感じた。
何なんだろう?と思いながら出会う人を撮り続ける。
人間の持つ強い生命力、引力をここ、インドで教わりました。
大人も子供も
吸い込まれるような眼をした人ばかり。
日課
朝、適当に起きて朝食と昼食を兼ねて食べる。
その後、力車(自転車のタクシー)に乗り、
好き勝手に5ルピー分を走ってもらう。
5ルピー走ったところでお降ろしてもらう。
あとは宿を目指してひたすら歩きながら写真を撮る。
当時の日課でした。
自然体
本当の自然体ってこういうことかな・・・
逆デジャヴー
50歳を過ぎてからこの写真の夢をちょくちょく、見るようになりました。
シンクロ
インドでは人が風景にシンクロする瞬間が多々起きる。
翌日
この写真を撮影したあと物凄い大雨に襲われる。
明け方まで降り続く。
午後雨があがり、もう一度行ってみるとそこは湖になっていた。
婆さん、大丈夫だったかなぁ・・・
一瞬気になった。